発達

ボルト開発

タイプ12 RogueWorxボルトは、標準ボルトのCADモデルから生まれました。その後、RA-Techスチールボルトや、数年前にマット・イートンとアーロン・ローグが製作した世界初の機械加工アルミニウムボルトなど、これまで製造されてきたボルトのあらゆるバージョンを検証し、それぞれの設計における様々な特徴や寸法を分析し、どの特徴が機能性に最も貢献しているかを検証しました。その結果、一部の特徴はそのまま残し、改良を加え、他の特徴は削除しました。

その後、強度と機能性を向上させ、銃の他の部品の摩耗を軽減するために、これまで誰も考えつかなかったいくつかの新しい設計上の特徴を追加しました。様々な段階で、様々な素材を用いて3Dプリントのプロトタイプを複数製作し、フィット感と機能をテストしました。また、元の鋳造設計には不要で、機械加工では再現がほぼ不可能な特徴もあったため、CNCフライス盤での加工を容易にするために設計を最適化しました。

設計に満足のいく結果が得られると、選定したメーカーに依頼し、2つの量産試作機を製作してもらいました。1つは無地のアルミニウム製、もう1つは工場で赤色陽極酸化処理が施されました。これら2つの試作機は、3種類の異なる銃（CO2、レッドガス、ブラックガス、そして通常のグリーンガス）で合計5,000サイクル以上の試験を受け、10～20マガジンごとに分解して検査を行いました。ボルトは完璧に機能し、ホップユニット、バッファーピン、ハンマーなど、ボルトが機構の他の部品に衝突する接触面にわずかな摩耗が見られるのみで、通常予想される通りでした。この同じ2本のボルトは、アーロンとアンソニーの個人所有のKC-02にも今も装着されており、1年以上経った今でも問題なく動作しています。

工場で陽極酸化処理された赤い試作品のボルトは、その工程にすぐに懸念を抱きました。陽極酸化処理の仕上がりが鈍く薄く、電気化学メッキ処理というよりは塗装のように見えたからです。先行予約のお客様も工場で提供できる色よりも多くの色を希望していたため、専門のメッキ会社に連絡して、ボルトを後加工してもらうことにしました。メッキ会社のサンプルは非常に高品質で、豊かで鮮やかな色と非常に耐久性のある仕上がりでした。また、彼らはメッキ薬品を手作業で調合し、熟練した目視判断によって陽極酸化処理する特定の合金に最適な色を見つけ出し、あらゆる特別な要件を満たすため、事実上あらゆる色を再現することができました。専門家の協力を得ることで、陽極酸化処理におけるカスタマイズされたマルチカラーパターンの可能性も広がりました。

設計の秘密をすべて公開するつもりはありませんが、RogueWorx Type 12 KC-02 ボルト設計における重要な強化点のいくつかを紹介します。

• 航空機や武器の製造に一般的に使用される 6061 アルミニウム合金の固体ビレットから精密 CNC 機械加工されています。

• 重量は 40 グラムで、標準ボルトの半分の重さなので、サイクル速度とガス効率が大幅に向上します。

• 入手可能な最も軽量な金属アップグレード ボルト設計 – ストック 80g、RA-Tech スチール 113g、Eaton/Logue CNC 42g。

• 重量を軽減するために全体の設計を 4.1mm 短縮しました。

• リターンスプリングのショルダークリアランスを改善し、シリンダーの摩耗を軽減しました。

• トリガーメカのクリアランスを改善し、よりスムーズなサイクリングを実現しました。

• トリガーメカのディスコネクタカムに丸みを付けることで、カムの摩耗を減らし、サイクリングを改善しました。

• チャージングハンドルのフロントアーチのストレスポイントに丸みを付け、疲労を大幅に軽減します。

• フロントアーチを滑らかに面取りすることで、シリンダーの摩耗を減らし、強度を高め、サイクリングを改善します。

• メインフロント接触面が広くなり、摩耗が軽減され、衝撃が分散されます。

• ボルトキャッチ溝を長くし、半径を付けてクリアランスを改善しました。

• シリンダーのねじれを防ぎ、シリンダーの摩耗を減らし、一貫した戻り位置を確保するために、シリンダー ガイド ランプが追加されました。

• CNC 生産を最適化するために不要な設計機能が削除されました。

RogueWorx ボルトは、すべてのピストンとチャージング ハンドルと互換性のあるドロップイン フィットとなるように設計しましたが、航空宇宙分野の専門機械応力エンジニアと一緒に設計を分析した結果、チャージング ハンドル スロットがフロント アーチ ブリッジと接する部分にわずか 1.5 mm の半径を追加するだけで、元の設計で最大の応力点と最も一般的な破損点の 1 つを大幅に強化できることがわかりました。したがって、これを適合させるには、チャージング ハンドルに非常に簡単な変更を加える必要があります。チャージング ハンドルの 1 つのエッジを丸めるだけで、ヤスリやグラインダーを使用すれば文字通り 1 分ほどで完了します。非常に簡単ですが、設計の強度が大幅に向上します。半径が非常に小さいため、チャージング ハンドルにこの変更を加えなくてもボルトが適合すると報告する人が多くいますが、RogueWorx では、時間の経過とともに銃の他のコンポーネントの摩耗や故障の可能性が高くなる可能性があるため、このような簡単な方法は推奨していません。具体的には、チャージングハンドルが水平に装着されていない場合、銃は作動しますが、ボルトキャリア上部の圧力がわずかに高まり、作動中にノズルがわずかに押し下げられます。その結果、ゴム製のマガジンガスルーターが早期に破断したり、シリンダー/ノズルが早期に割れたり、力の伝達が不十分なためにチャージングハンドル自体にかかる負荷が増大したりする可能性が高くなります。

RogueWorx ボルトの取り付け方法とチャージング ハンドルの変更方法を説明するビデオを作成しました。 https://youtu.be/VrcMH0LI2Ks

テスト発射ビデオ: https://youtu.be/wXqqyz2Cy34

テスト結果では、ボルトのサイクリング速度が大幅に高速化され、軽量化され、ガス効率も大幅に向上していることが示されました。

これで皆さんが考えられるほぼすべての質問に答えられたと思いますが、直接の回答が必要な場合はFacebookページからお問い合わせいただくか、メールでお問い合わせください。 info@rogueworx.com もっと長い返信が必要な場合！